Column
冬の食卓をやさしく彩る、トレンサムの3本 — 近江八幡の隠れ家フレンチより**
冬の空気が澄み、温かな料理の香りが心地よく感じられる季節になりました。
近江八幡の静かな隠れ家レストラン、ブラッスリー エパターシュでは、冬の食卓をやさしく彩るオーストラリア・トレンサムのワインをご用意しています。家族経営のワイナリーが手がけるトレンサムは、マレー・ダーリングの豊かな日照と乾燥した気候を生かし、果実味と透明感のある味わいを大切にした一本を生み出してきました。「料理にそっと寄り添うワインを届けたい」という生産者の穏やかな哲学が、どのボトルにも静かに息づいています。
爽やかなスパークリング“River Retreat”は、きめ細かな泡が心地よく、食前酒としても万能。売上の一部が環境保護に寄付されるシリーズで、味わいもすっきりクリーンなスタイルです。そして熟した果実味とほどよい酸が魅力のシャルドネは、白身魚のポワレやホタテ、チキンのクリーム煮など、この季節にぴったりの温かい料理をより深く引き立ててくれます。
軽やかな飲み心地のピノ・ノワールは、ベリーの香りがふんわり広がり、鶏料理やキッシュなど冬に人気の温かなメニューと自然に調和します。
寒さの深まる冬こそ、料理とワインの一体感がより一層嬉しく感じられる季節。トレンサムの3本は、その日の料理と気分にそっと寄り添い、食卓をやさしく温めてくれる存在です。この冬、近江八幡の静かな隠れ家で、心地よい時間とともにお楽しみください。
近江八幡の隠れ家レストランが贈る、サステナブルで自然派な“こだわりのワインたち”
冬の近江八幡。静かな風景が広がるこの季節、隠れ家レストラン ブラッスリー エパターシュ では、料理の魅力をより深く引き出すために、個性豊かなワインを揃えた新しいリストをご用意しました。
今回は、スパークリング〜白ワイン〜赤ワインまで世界各地から食事とともにゆったりと楽しめるセレクションとなっています。
スパークリングワインでは、繊細な泡とキレのある味わいが魅力の「Cava Sierra de Guadalupe」や、旨味を感じるドライな飲み心地が特徴の「Cygnus Deneb Brut Nature」。いずれも食前酒として華やかな幕開けを演出し、前菜との相性も抜群です。また、「La Granja 360 Cava Brut」は、果実味と軽やかさのバランスが良く、幅広いシーンに寄り添う一本です。
白ワインでは、フランスの「Domaine Ressac – Viognier」が特に存在感を放ちます。白桃やアプリコットの香りに、柔らかい口当たり。冬の根菜や白身魚、クリーム系の料理に寄り添い、料理を上品に引き立てます。
さらに、南仏の造り手「Domaine Les Tuileries」も、料理と合わせる楽しさがある一本。親しみやすく、自然な果実味を持つ味わいは、冬の食卓に温かさを添えてくれます。
赤ワインでは、スペインの「Cala N.1 Tinedo」や、よりナチュラルなアプローチの「Super Cuatro」が魅力的。どちらも果実味がありながら雑味がなく、鴨ローストや牛ほほ肉の赤ワイン煮など、冬ならではの温かいお料理と合わせて味わっていただけます。また、フランスの「Domaine Les Tuileries Pinot Noir」も心地よい軽やかさがあり、肉料理にも魚料理にも寄り添う万能な一本です。
エパターシュでは、“飲み心地が良く、料理と合わせた瞬間により美味しくなるワイン” を基準にセレクトしています。産地の個性を大切に、手仕事の温度が伝わるワインを中心にしたラインナップです。
今後のブログでは、各ワインの背景、生産者の想い、料理とのペアリングをご紹介していきます。
冬のひとときを、静かな隠れ家レストランで、どうぞごゆっくりお楽しみください。
柔らかな果実味に癒される、南仏の白ワイン
秋の夜に香る白─近江八幡の隠れ家レストラン~ブラッスリーエパターシュ~で味わう、ドメーヌ・レサック ヴィオニエ
日が暮れるのが早くなり、街がしっとりと静けさを帯びる季節。
そんな秋の夜、ゆったりとした時間が流れる近江八幡の隠れ家で、
やわらかな香りの白ワインをグラスに満たしたくなります。
南仏・ラングドック地方のドメーヌ・レサック ヴィオニエは、
白桃やアプリコット、アカシアの花を思わせる華やかな香りと、
果実のまろやかさが魅力の一本。
口に含むと、やさしい酸とミネラルの余韻が料理の味を引き立てます。
合わせるなら、秋らしい温かみのあるお皿を。
ホタテのソテーや白身魚のバターソース、キノコのキッシュなど、
旬の旨みを生かした料理にぴったりです。
グラスに注ぐ黄金色の輝きと、ふんわりと立ち上る香りが、
静かな夜のひとときをやさしく包み込みます。
南仏の陽射しを感じるヴィオニエを、近江八幡の穏やかな時間とともに
秋の隠れ家で味わう一杯をお楽しみください。
近江八幡・図書館前。木々を望む窓辺で味わう、ふわっとアパレイユとさくさく生地の極上キッシュランチ
歴史情緒あふれる近江八幡。
その図書館前に佇む、知る人ぞ知る隠れ家的なフレンチレストラン。
店内に入るとまず目に入るのは、図書館の木々を望む大きな窓。
四季の移ろいを感じる穏やかな景色が、食事の時間をいっそう特別なものにしてくれます。
看板メニューは、外は生地がさくさく、中はアパレイユがふわっと軽やかな自家製キッシュ。
香ばしいキッシュ生地はフランス伝統のパート・ブリゼ(pâte brisée)。外はさくさくと香ばしく、内側はほろりとほどけるような繊細な食感を生み出します。
このキッシュは、ランチの一押し「エパターシュコース」でもオードブルとして登場。
地元の新鮮な野菜や旬の食材を活かし、フレンチの繊細な技法で仕立てられた一皿一皿は、味わうたびに発見があります。
穏やかな光が差し込む窓辺で過ごすランチタイムは、まさに近江八幡の隠れ家フレンチにふさわしいひととき。
ふわっとアパレイユとさくさく生地のキッシュが彩る贅沢な時間を、ぜひ体感してください。
近江八幡・宮内町で味わう、引き算のフレンチ
滋賀県・近江八幡市。
宮内町の一角に、ひっそりと佇む一軒のフレンチレストラン~BRASSERIE épattache~この季節の特別なスープを味わうことができます。
そのスープの主役は、バターナッツかぼちゃ。
このかぼちゃは、濃厚で甘みが強く、ナッツのような香りが特徴です。
まず、皮ごとオーブンでじっくりと時間をかけて焼きます。
強い火で急いで焼くのではなく、ゆっくりと加熱することで、かぼちゃの中の水分が適度に抜け、香ばしさと自然な甘みが引き出されます。
ローストされたかぼちゃは、まだ熱いうちに皮を取り除き、トロトロの果肉だけを丁寧にくり抜きます。
この時点で、甘くて香ばしい香りが漂います。
そこに加えられるのが、じっくり時間をかけて炒めた玉ねぎ。
玉ねぎは、ただ甘いだけでなく、まるでスープのベースになるだしのような旨味を持っています。
スープには、牛乳と、ほんの少しの自然塩だけが使われています。
特別なブイヨンや、香草も加えません。
それでも、このスープには驚くほどの深みがでます。
なぜなら、素材自体が持つ味わいを最大限に活かしているからです。
やさしい甘みが広がり、かぼちゃのコクと香りが感じられます。
派手さはなくても、また食べたくなる味となることでしょう。
このスープは、いわば「引き算の料理」。
余計なものを足すのではなく、素材の良さと時間をかけた調理だけで完成させる、シンプルで丁寧な一品です。
地元の野菜を地元で味わう。
特別なことはしていませんが、素材にしっかり向き合い、丁寧に仕事をすることで生まれる味。
派手さはないけれど、また食べたくなる、心に残るスープです。
近江八幡市立図書館前にて、ビール仕込みの自家製パン
近江八幡市の観光地から少し外れた、図書館前。観光地のにぎわいから少し距離を置いたこの場所に佇むフレンチレストラン ~BRASSERIE épattache~ では、料理と共に提供される自家製パンが、静かな人気を集めています。
このパンの特徴は、仕込み水の代わりにビールを使用。
アルコール分は焼成時に飛ばすことで、麦芽由来の香ばしさとほのかな甘みだけを生地に残します。これにより、パンそのものに奥行きのある風味と香りが生まれ、食中でも食後でも心地よい余韻をもたらします。
粉の配合にも徹底したこだわりを。主となるのはフランス産準強力粉「リスドオル」。軽やかなクラストと、しっとり伸びるクラムを生み出します。そこに、芳香と弾力の両立を狙ってドイツ系の「アールミッテル」と、高タンパクで骨格をつくる「スーパーキング」を加え、独自の比率でブレンド。甘みのあるもっちりとした食感が生まれています。配合や発酵工程の詳細は門外不出──しかし、ひと口でその丁寧な仕込みが伝わるパンです。
焼き立てはもちろん、温め直してから、良質な発酵バターをひと匙のせて──パンの熱でとろけるバターが、小麦の甘みを引き立て、豊かなコクと香りが広がります。
さらに特筆すべきは、このパンがメインディッシュのソースとも高い親和性を見せる点。肉や魚の旨みをまとったソースを余さずすくい取るその力強さは、パンが単なる添え物ではなく、“料理の一部”として存在していることを物語ります。
観光地の“はずれ”で出会う、思わぬ手仕事。旅の途中にふと立ち寄り、静かにパンと向き合う時間も、きっと忘れられない滋賀の記憶となることでしょう。
紅茶とデセールが紡ぐ、結びの時間を
近江八幡 フレンチレストラン~BRASSERIE épattache~10月の特製デセール
滋賀・近江八幡の自然と歴史に囲まれた静謐な地に佇む当店では、季節感と香りに重きを置いたフランス料理をご提供しております。その締めくくりとしてお楽しみいただくのが、「G-clefのアールグレイを使ったブランマンジェ」です。
東京・吉祥寺の老舗紅茶専門店 G-clef より取り寄せたアールグレイは、厳選されたセイロン茶葉に天然ベルガモットオイルを纏わせた、芳香豊かな逸品。ミルクの優しい甘さと組み合わせることで、乳脂のまろやかさの中に紅茶の気品ある香りが立ち上がる、奥行きのある味わいに仕上げています。
ブランマンジェ自体は、生クリームとミルクをベースに、アールグレイの茶葉を低温で丁寧に抽出し、ゼラチンで滑らかなテクスチャーに。口溶けとともに広がるのは、ベルガモットのほのかな柑橘香と紅茶の優雅な余韻です。
さらに、添えるのはクラシックなアングレーズソース。卵黄とミルクで仕立てたこのソースは、ブランマンジェのアールグレイの風味を包み込むように引き立て、デザート全体に穏やかなコクと一体感を与えています。
シンプルながら、素材と技術の精緻なバランスが光る一皿。口に運ぶたびに、香りと食感が幾重にも折り重なる、そんなデセール体験を、どうぞご堪能ください。
この店名に込めた思い。
Brasserie épattache~ブラッスリーエパッターシュ~

『なんて読むの?』『どういう意味?』とよく聞かれるので、少しだけご紹介を
エパターシュ...
フランス語の「 épanouir~顔をほころばせる・咲く~」と「attache~繋ぐ・絆~」つなげ、言葉や意味や響きを組み合わせたオリジナルの言葉です。
こだわりの器を使い、目でも楽しんでいただき、心を込めたお料理をご用意しております。
お客さまに落ち着いたひとときを楽しんでいただきたく、ランチ・ディナーともに各席1組でご案内しております。
あなたと大切な人とを繋ぐ場となれば幸いです。
ようやく涼しくなってきました。
暑い夏も過ぎ去り、ようやく心地よい秋の風が感じられる季節となりました。食欲の秋にふさわしく、当店では秋野菜やきのこ、旬の魚介など、この時期ならではの素材を活かしたフランス料理をご用意しております。落ち着いた雰囲気の中で、季節の恵みを味わいながら至福のひとときをお楽しみください。

Calender
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||
定休日

BRASSERIE epattacheブラッスリーエパターシュ
- 住所
- 滋賀県近江八幡市宮内町188-8 (滋賀県近江八幡市立図書館の向かい)Googlemap
- 定休日
- 月・火・第2・4日曜(※都合により休業日・営業時間の変更有)
- 電話
- 0748-26-8377
- 営業時間
- 11:30~21:00
- 駐車場
- 4台
- 支払方法
- 現金
- その他
- 全席禁煙となります。
ご来店の際はご予約をお願いします。
ディナーは2日前までの完全予約制となります。








